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組合案内

代表理事挨拶

 この度は全国シロセット加工業協同組合のホームページにご訪問いただきありがとうございます。

 シロセット加工は豪州で開発され、1957年当時の国際羊毛事務局(現TWC/ザ・ウールマーク・カンパニー)により日本国内に紹介され、国際羊毛事務局の指導により順調に加工技術として成長してきました。 その後国際羊毛事務局の業務変更に伴い、各地の加工業者によるシロセット加工の運営・普及活動を実施することになり、1983年に本組合が設立されました。

 組合員の技術研修や活路開拓活動を行い、また全国中小企業団体中央会の補助支援を得て新しい加工技術の開発等にも取組み、さらに進化した加工剤及び効率的な加工法を確立しました。 これによりシロセット加工がより低コストで、より環境にも人体にも安全なものとなり、普及が本格化してきました。折目・プリーツ加工のみならず、シロセット加工技術を応用した形状記憶スーツや ウォッシャブルスーツの製造も可能となり、紳士服・婦人服の広い分野で活用されています。 常川 雅通

 今までシロセット加工は国内及び中国での加工・生産を中心に発展普及してまいりましたが、アパレル企業生産拠点の東南アジア移転に伴い、 ベトナム、ミャンマー、カンボジア、インドネシアやインドまで生産地域が広がってきております。 また国内でもクリーニング企業によるシロセット加工の採用が順調に増加し、全国を網羅するシロセット加工可能なクリーニング店のネットワークも完成しつつあります。

 組合としましては益々加工ブランドとしての周知化に努めるとともに、加工技術の維持・向上に努力いたしまして、消費者の皆様の期待に応え、今後の衣料文化の発展に貢献してゆきたいと考えております。

 

代表理事 常川 雅通